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水道整備事業に関する市長宛て質問書への回答に基づく面談に参加(環境問題を考える会)

公開日:2020年10月30日 最終更新日:2022年04月19日

タイトル 水道整備事業に関する市長宛て質問書への回答に基づく面談に参加(環境問題を考える会)

詳細

 当会も参加する「下野市の水道水を考える市民ネットワーク」は去る8月28日、下野市長および総合政策部長宛に県南広域的水道整備事業の進捗に関する質問事項と面談の申し入れ書を提出しました。その回答書を9月18日に受領したので、その内容に基づき、10月2日に市総合政策部と市民有志との面談を行いました。以下、概要を紹介します。

日時 2020年10月2日(金) 15:00~17:00
会場 下野市役所 2階会議室
下野市側出席者
総合政策部:小谷野部長、福田課長、荻原課長補佐(広瀬市長は他の会議があり欠席)
市民側出席者
下野市の水道水を考える市民ネット:中里代表、他有志4名
内容
1.回答書の内容説明(総合政策部長)
(質問書と回答書については添付資料参照)
2.市民から参考資料提供(添付資料参照)
3.上記に基づく質疑、意見交換(下記参照)
 市がコロナ対策の中で面談に応じてくれたこと、予定時間を超過して対応してくれたことに感謝したいと思います。しかし残念ながら、回答書でも面談でも新たな進展は得られず、全ては県からの指示待ちのように受け取れました。それで当日提起した市民側の疑問や要望については、今後市民に関連情報提供する際に見解を示していただくよう要請しました。
なお、本件の背景とこれまでの経緯については下記サイトを参照下さい。

http://shimotsuke.genki365.net/gnks17/mypage/mypage_sheet.php?id=26610
http://shimotsuke.genki365.net/gnks17/mypage/mypage_sheet.php?id=26695
http://shimotsuke.genki365.net/gnks17/mypage/mypage_sheet.php?id=26781

下野市の水道水を考える市民ネット代表より下野市長と総合政策部長宛に提出された質問事項および面談の申し入れ書(1/3)

同左(2/3)

同左(3/3)

2020年8月28日、市民ネット有志が市の総合政策部を訪問し、質問事項および面談申し入れ書を小谷野部長に手渡しました。

下野市長より下野市の水道水を考える市民ネット代表に提出された回答書(1/3)
協議会・検討部会の開催時期は未定、全体スケジュールも未定とのことで、進展情報なし。

同左(2/3)
合意形成前に市民に説明し意見を聞くことはこれまでの約束通りだが、具体的な方法やスケジュールは未定で従来と変わらず。表流水を導入した際の危機管理計画についても未実施。

同左(3/3)
現状の地下水100%で何も問題ないのだから、高くてまずい表流水を買うべきでないとの市民の訴えに対し、表流水も必要との市の方針は依然として変わらず。

市民有志と市総合政策部との面談・意見交換は市役所の2階会議室で行われました。

右側テーブルが市総合政策部の出席者。左奥より小谷野部長、福田課長、荻野課長補佐。
その他のテーブルは市民側の出席者。左手奥が市民ネットの中里代表。その他市民有志。

当日参考として、市民側より市総合政策部に提出された下野市の水道水を考える市民ネットワークのチラシ(1/2)
(このチラシは市内全域に配布されている)

同左(2/2)
市民からの参考資料としては、この他に「市民ネット水通信」と熊本市の取り組み報告も提出しました。

面談における市民からの質問、意見(概要)
・昨年5月の検討部会以降、これまで市は何を検討してきたのか。
・取水地点候補の現地を見ているか。取水や経路案の妥当性を評価するために現地調査が必要ではないか。
・表流水の導入は水害も踏まえてハザードマップ上で検証すべきではないか。農薬やカビ臭、放射能の被害も考えるべき。
・現在の進捗では、合意形成前に全ての情報を市民に知らせ、市民の意見を聞くことが日程的に厳しいのではないか。いつ市民に説明し意見聴取をするのか、全体スケジュールを示して欲しい。
・事業費の試算が出ているのだから、市の負担額(水道料金)も試算できるはず。それを市民に知らせて欲しい。
・市民の意見聴取に相応しい方法とは具体的に何を想定しているのか。いまだ多くの市民がこの問題を知らない状況にあり、市政懇談会や広報誌とは別の周知方法も考えるべき。公開討論会も検討すべき。
・全市民の意見を聞く公正な方法として、自治基本条例に規定されている住民投票も検討されたい。
・県の言う「地下水と表流水のバランス」が何故必要なのか、市として十分に議論しているか。
・仮に表流水を導入する場合、現存33本の井戸水はどのように運用するのか。それはリスク分散にかなうのか。
・地下水を大事にするまちづくりをすべき。それで住み良い下野市の価値が更に上がるはず。それを考えるのは総合政策部の仕事では
ないか。夢のある政策を実現するようお願いしたい。
・今後市民に情報提供する際は以上についての見解も明示して欲しい。
(以上について、当日総合政策部から明確な回答は得られませんでした。)

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