原発いらない栃木の会総会&記念講演に参加(環境問題を考える会)
公開日:2022年06月13日 最終更新日:2022年06月13日
福島原発事故の後、県内でも下野市議会を含む多くの市町議会が「脱原発のエネルギー政策を求める意見書」を採択し国に提出しました。しかし、いまだ3万人以上の方が避難生活を強いられる一方で、多くの国民の反対にも関わらず各地の原発が再稼動され、関東地区の東海第2原発も再稼働されようとしています。福島原発に溜まり続ける汚染水は海洋に投棄しようとする一方、除染した汚染土や各地に拡散した指定廃棄物は今も処分の目処が立っていません。福島原発事故の責任を問う東電刑事裁判では東京地裁が全員無罪の判決を下し、これだけの被害に誰も責任をとらないまま11年が経過しました。
このような背景の下、当会も団体参加している「原発いらない栃木の会」の総会&記念講演が5月7日(土)に宇都宮市内にて開催され、当会からも有志が多数参加しました。以下、概要を紹介します。
日時 2022年5月7日(土) 13:30〜16:30
会場 宇都宮市文化会館 第1会議室
総会 13:30〜14:15
記念講演 14:30〜16:30
演題 「東電原発事故11年で明らかになったこと」
講師 添田孝史さん(科学ジャーナリスト、元朝日新聞科学部記者)
講演では、福島原発問題を一貫して追跡してこられた添田孝史さんにより、この11年で明らかになった事実が系統的に解説されました。福島原発事故の際、実は東日本壊滅まで紙一重だったことも明かされました。この経験を決して忘れず、改めて原発事故の悲惨さを思い起こす必要があると思います。なお、講演内容の詳細については、別途掲載予定の原発いらない栃木の会ホームページを参照下さい。
会場で受付けする参加者の皆さん
開会の宣言をする司会の木村理事
主催者を代表して挨拶する大木代表
総会の議事を進行する議長に選出された高嶋理事
2021年度の活動報告や会計報告、2022年度の活動方針や予算案を報告する野崎事務局長
添田孝史さんの記念講演に聞き入る会場の皆さん
スライドを写して講演中の添田孝氏さん
講演後の質疑では会場から活発な質問や意見が出されました。