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栃木市上下水道庁舎を訪問、薗部浄水場を見学(環境問題を考える会)

公開日:2019年09月06日 最終更新日:2022年04月19日

タイトル 栃木市上下水道庁舎を訪問、薗部浄水場を見学(環境問題を考える会)

詳細

 県南2市1町(栃木市、下野市、壬生町)の水道水は地下水を100%水源としており、そのお蔭で安くて美味しい水が安全に提供されています。しかし、その大切な水道水がどのように配水され、維持管理されているのか、その現場を市民が見る機会はなかなかありません。そんな中、下野市に続き栃木市でも市民団体による水道施設見学会が企画されたので、当会からも有志が参加しました。以下、概要を紹介します。

日時 8月28日(水) 13:30~15:00
訪問先 栃木市上下水道庁舎(水道建設課)
見学先 栃木市薗部浄水場、同配水場
主催 思川開発事業と栃木市の水道水を考える会
参加者 栃木市・下野市等の市民(約20名)

 当日は栃木市の水道水施設や給水の流れについて一通り見ることができ、栃木市民の生活に不可欠な水道水が安全に供給かつ維持管理されているのを体感することができました。栃木市の皆さんには改めて感謝しますと共に、大切な地下水の水が今後とも安定供給されることを願っています。

栃木市上下水道庁舎(薗部浄水場)の正門。
(栃木市薗部町3-13-14)

同左庁舎内で面談の会場となった建物(左手)および薗部浄水場の第一水源(井戸)。

施設見学に先立ち、主催者の市民団体および栃木市水道建設課からの挨拶がありました。

栃木市水道建設課の渡辺課長より、栃木市の水道事業と水道施設について概要説明がありました。
(左から2人目が渡辺課長)

最初に庁舎敷地内にある薗部浄水場の第一水源(井戸)を見学。

同左、水源建屋の内部。
取水バルブと配管で着水井につながる。
この井戸は深さ10mの浅井戸だが、水質は良好とのこと。

着水井に溜める原水を塩素滅菌するための施設を見学。

次亜塩素酸ナトリウムのタンク(2基)と注入装置。
ここで塩素滅菌をコントロールする。

着水井の建屋。
(内部は見られない)

着水井建屋の屋上に上がって説明を聞く参加者。
栃木市の浄水場は塩素滅菌のみが主だが、一部地区(藤岡・岩舟)は鉄やマンガンが多いため急速ろ過も行っているとのこと。

同左、屋上からは山頂に薗部配水場(配水池)の施設が見える。
着水井の浄水はポンプで上記配水池まで圧送される。

浄水を山頂の配水池に圧送するためのポンプ(4基)。
2015年の大雨水害では浸水のため停止したが、配水池の貯水量で断水は免れたとのこと。

水質監視のモニター役として飼われている魚(オイカワ)。

非常用電源。
三菱製ディーゼル発電機、出力は200KVAクラスか。

上下水道庁舎の管理事務所。
栃木市では水道事業のうち施設の維持管理や料金徴収業務をテスコ(株)に委託している。

事務所2階にある中央監視室。
現在は旧栃木市のみだが、今後は合併地区も含め全域をカバーするよう計画中。

最初の面談室に設置されている家庭への給水配管模型。
水道メーターや給水管の接続がわかり易い。配管の材質はダクタイル鋳鉄(内側を防錆コーティング)とのこと。

同左、室内に設置されている水道水のフロー図。
大変わかり易いので資料として欲しいところ。

薗部浄水場から同配水池へ向かう。
道路は市道だが、未舗装の坂道ラフロードで、4駆でないと無理。一般車は入れそうもない。

山頂にある薗部配水池の建物。ここに配水池は3基ある。
山の上なので、ここから自然流下で市内に配水される。

同左、特別のはからいで配水池の屋上に上がらせていただいた。
その屋上から他の配水池(2基)を望む。

同左、屋上から南側を望む。
ここからの眺めは絶景で、栃木市街を一望することができ、参加者からも歓声が上がる。(ただし通常は安全対策のため階段入口がロックされている。)

同左、最後に参加者一同で市街地をバックに記念撮影。お疲れさまでした。

栃木市の水道施設マップ。
(栃木市水道ビジョン2019より)

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