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種子条例について県との面談および緊急集会に参加(環境問題を考える会)

公開日:2019年08月24日 最終更新日:2022年04月19日

タイトル 種子条例について県との面談および緊急学習会に参加(環境問題を考える会)

詳細

 戦後の食料安全保障に寄与してきた主要農作物種子法が廃止された事態を受け、全国の自治体では種子法に代わるものとして独自の条例を制定する動きが拡大中です。栃木県でも市民団体「種子の会とちぎ」による署名活動や市町議会からの意見書提出があり、栃木県も条例案を策定してパブリックコメントを実施しました。(意見募集は7/22に終了)
 しかしながら、県の条例案は市民や市町議会が求めた趣旨とは著しく乖離しており、このままでは将来的に県の農業が衰退しかねないとの危機感から、種子の会とちぎでは8/7(水)に県農政部との面談および緊急学習会を開催しました。当会も種子の会とちぎの呼びかけ団体として双方に参加したので、以下に概要を報告します。

日時 8月7日(水) 11時~17時
栃木県農政部訪問、面談 11時~12時
(種子条例案およびパブコメについて協議)
緊急学習会 15時~17時
(県の条例案について現状報告と意見交換)
会場 ニューみくら(栃木県職員会館)
主催 種子の会とちぎ

栃木県農政部との面談(県庁内)
左から県農政部生産振興課の青柳課長、高山課長補佐、大和田主査。右から種子の会とちぎ共同代表の石崎さん、稲葉さん、古谷さん、同呼びかけ人の石川さん。
(面談の概略は右記参照)

左記面談の概要は以下の通り。
種子の会とちぎより、稲葉代表のパブコメ意見と浅野弁護士の他県条例との比較結果を提示し、栃木県の条例案は種子条例として的外れであり、このまま制定すれば県農業の衰退を招く恐れがあるため、県民や市町議会の要望に応えて内容を見直して欲しいと要請。
県農政部からは、現在パブコメの意見と対応を検討中であり、今回の意見も含めて慎重に進めたいが、大きな変更は難しい」との回答。なお、パブコメの結果公表は9月上旬、県議会は9月議会(9/18~10/9)で審議する予定とのこと。

県との面談の後、種子の会とちぎ主催の緊急学習会に参加。
写真はその会場となったニューみくら外観。

緊急学習会はニューみくら3階会議室で開催されました。

県の種子条例案とパブコメについて報告する種子の会とちぎ共同代表の皆さん。
右より稲葉さん石崎さん、倉持さん、古谷さん。

全国11道県の種子条例と比較した結果から、栃木県の条例案は的外れで問題が多いことを解説する浅野正富弁護士。
(内容の詳細は添付文書を参照)

既に制定された11道県の種子条例と栃木県条例案の比較結果まとめ(浅野弁護士による)1頁目。

同左、2頁目。

同左、3頁目。

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