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国際交流員ウィルペルトさん お別れのメッセージ

公開日:2024年08月01日 最終更新日:2024年08月01日
登録元:「SIA
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国際交流員ウィルペルトさんは、7月末で退任しました。
国際交流協会のみなさまにあててメッセージをいただきましたので、全文を掲載します。

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 皆さんにお礼を言いたいです。この文章が送られている時点で、私の国際交流員としての下野市での任期はもう満了になりました。
 もし国際交流協会の皆さんが異文化や他言語に興味を持たなければ、ドイツのまちとの友好を結ぼうとする意志がなかったら、私は国際交流員として日本に来ること・日本の文化や仕事文化、日本人の考え方や世界観を体験する機会はなかったでしょう。その機会を与えてくださったことに、本当に感謝します。コロナ禍がようやく過ぎ去った今、また世界をつなぐ機会がたくさんありますように。
 3年前、私が下野市に到着したころ、コロナ禍はちょうど休憩中でした。新しい職場での特殊なスタートでした。様々な同僚や上司とビデオ電話で出会った2週間の隔離を終え、やっと市役所で着任でき、それでも当分、対面の講座やイベントはできなかったので、少しずつ職場・同僚・日本語の環境・下野市の訛りなどに慣れることができました。それは私にとって本当に良かったと思います。
 正直に言うと、後任者が日本に到着して、東京でのオリエンテーションの後、下野市に到着してから1週間後には、ずーっと通訳しなければならないミュンヘン大学生の2週間の夏期講習が始まるのを考えると、知り合いもいない・職場や下野市や訛りにも慣れていない状況で、とても大変な課題だと思います。みなさんが後任者を応援してくれることを強く願っています!
 私にとって、任期のハイライトは、ミュンヘン大学生の夏期講習とディーツヘルツタールとの中学生交換でした。これらを通して、今まで知らなかった下野市の面を見ることができ、日本文化にも触れることができました。ミュンヘン大学生と一緒に1日着物を着たり、弓道を試したり、琴の演奏を聞いたり、日本の学校を訪問して教室を見学したり、よく話題になる給食を食べたりしました。ミュンヘンの学生たちが2週間も日本の家庭生活を体験できたことも、ちょっとうらやましいです。私は日本でホームステイ・プログラムに参加したことがないので、日本の家の中を見たことは、片手で数えられるくらいです。
 去年からやっとできるようになったミュンヘン大学生の夏期講習は、今年もまた開催され、来年には姉妹都市ディーツヘルツタールとの50周年記念交流もあります。国際交流協会の皆さんにとって、これらが、旧友との再会や新しい友人を作る機会となり、そしてもしかしたらドイツを訪れるきっかけになることを願っています。

 Ich wünschen Ihnen allen das Beste für die Zukunft, auf dass die Städtepartnerschaft noch lange erfolgreich Bestand haben möge, und Sie alle noch lange die internationalen Aktivitäten der SIA genießen werden.
 では、皆さん、お元気でお過ごしください、国際交流協会の活動をますます楽しんでください。そして、姉妹都市友好が末永く続きますように願っています。

 Vielen Dank und auf Wiedersehen!
 ありがとうございました、そしてさようなら。

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