下野市自然に親しむ会
                               

市内でジャコウアゲハの繁殖地を発見ーしかも3カ所

 下野市自然に親しむ会では、良い歳をしたじじいどもが、外にでて、虫や魚などをもとめて、網を振り回しています。
 そんな中で、探しまわっていたジャコウアゲハの繁殖地を見つけましたので、紹介します。この蝶は、全国的に見て、それほど珍しいものではありません。私が子供の頃には、ツツジの花に、それこそ花の数より多いのではないかと言うくらい、群がっていました。しかし、最近は、ごくたまに、ひらひら飛んでいるのを見るくらいにまで減っています。
 たまに見かける蝶なので、どこかできっと増えているところがあるに違いないと探していました。この蝶の食草であるウマノスズクサは、葉や蔓の形がヤマイモなどと似ているので、なかなかこれという決め手がありません。間違えようの無い花もめったに咲かないとのことで、3年あまり空振りの毎日でした。しかし、それらが一気に見つかりました。ある会員が、散歩の最中に周りを飛び回って、決して逃げない蝶がいるけど、なんだろうという疑問から話が始まりました。

 
   

雄です。タイトルのは雌。発見したのは柴です。柴には2カ所の繁殖地がありますが、もう一カ所は、川名子です。でも、ここは道路際なので、何時トラックにひかれるがひやひやものです。また、3カ所ともしょっちゅう草刈りがされるので、定期的に全滅の憂き目にあうようです。当座は、これらの繁殖地を守る作業が重要と思います。
幼虫です。とげとげがありますが、刺しません。攻撃されるとアゲハチョウのように臭い角をだすそうですが、アゲハチョウより少ないそうです。それと、そっと指で包むようにしてつかむと、なにもしません。
卵と幼虫。アゲハチョウのそれより大きいですね。
食草のウマノスズクサです。毒のある草で、ジャコウアゲハの幼虫は、その毒にあたらないどころか、体にためこんで、成虫になります。その成虫を食べた鳥は、毒に当たってひどい目にあうことから、二度と成虫を攻撃しないそうです。そのせいか、この蝶は、人を恐れず、私たちのまわりをひらひらと飛んでくれます。
これだけで、5頭の幼虫が見えます。皆必死に餌を食べています。ところが、
幼虫が成長しきって、サナギになるときに、育ったウマノスズクサの根本を食いちぎって、他の幼虫に食べさせなくするという、意地の悪い虫でもあるそうです(これは、嘘かもしれませんが)。
でも、2カ所も食いちぎっているので、本当の話かも。
ウマノスズクサの花。個人のお宅で見つけました。今年は種をいただいて、増やす予定。また、間違えて刈り取ってしまったウマノスズクサも挿し木で増やしています。
このお宅には、数本のウマノスズクサがあるのですが、これまでに産卵したことはないそうです。住宅地で増やすのは難しそうです。

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