環境問題を考える会
                             

南摩ダム建設現地視察会に参加(環境問題を考える会)

 5月29日(土)、当会も参加する「下野市の水道水を考える市民ネット」の主催で南摩ダム建設現地視察会が開催され、当会を含む下野市民が参加しました。当日は天候にも恵まれ、長期ダム工事の進捗と共に貴重な自然・生態系が失われて行く実態を体感しました。以下、概要を紹介します。

日時:2021年5月29日(土) 11時〜13時
集合場所:鹿沼市上南摩室瀬(バス回転場)
視察コース
ダム工事現場〜付け替え県道〜展望台〜西の入〜注水工現場〜展望台(昼食)〜雷電橋取水予定地
主催:下野市の水道水を考える市民ネットワーク

 南摩ダムは50年以上も前に思川開発事業の一環として計画されました。川の水量が足りないため、肝腎の水は黒川と大芦川からの導水に依存していますが、それでも水収支が成り立たないダムとして疑問視されています。利水については、栃木県が県南市町の水道水源に使うことを画策していますが、対象の2市1町(栃木市、下野市、壬生町)の水道水は100%地下水でまかなっており、水量も十分余裕があります。もし下野市で一部でも南摩ダムの水を使うことになれば、市の水道水はまずくなり、水道料金も跳ね上がることが懸念されます。それゆえ、地下水100%の水道水維持を求める市民8,369筆の要望署名が既に市長宛に提出されています。多くの市民の声を市政にどう生かすのか、今後の市の対応が注目されます。(関連報告は下記)
http://shimotsuke.genki365.net/gnks17/mypage/mypage_sheet.php?gid=G0000019&id=26758
http://shimotsuke.genki365.net/gnks17/mypage/mypage_sheet.php?id=26781

11時、集合場所となった上南摩町室瀬のバス回転場に集まった参加者の皆さん。
下野市から7名の市民が参加しました。
集合場所から南摩ダムの本体工事現場に向かう参加者。この県道(177号線)はダム工事によって通行止めとなっています。
ダム工事現場(ダムの下流側)から南摩川を望む。川の水量が非常に少ないのがわかる。
ダム本体工事現場の下流側にある看板。
ダム工事を請け負う建設会社の名称と一般車立入禁止の標識がある。
集合場所より自家用車に分乗し、新たに開通した付け替え県道のトンネルを行く。
この出口左側にダム展望台がある。
ダム展望台の駐車場にて。
ダム下流側を望む参加者の皆さん。
山腹に付け替え県道のトンネルも見える。
ダムサイト見学用の展望台。
まだ工事中にもかかわらず、家族連れの観光客も少なくない。
展望台の上からダムの下流側を望む。
かつては緑一色だった山々は植物を全て伐採されて丸裸になっている。
同左、拡大写真。
多くの建設機械が稼働しているのが見える。
展望台からダムの上流(現県道)側を望む。
ダム満水時、この一帯は水没することになっている。
展望台から建設中の付け替え県道(延長線)を望む。この新県道はダムの北側山腹を迂回し、導水路の注水場付近で旧道と合流する計画になっている。
展望台からダムサイトを望む参加者の皆さん。
展望台駐車場の一角に展示されたダム工事を説明するパネル。
南摩ダムの目的や効果、建設スケジュール等が建設する側の立場で紹介されている。工事日程は当初予定よりも遅れている。
西の入林道の入口。
かつてはこの奥で貴重な植物や水棲動物が見られたが、今は立ち入り禁止になっている。ダム満水時にはこの一帯も水没することになるが、自然や生態系はどうなるのだろうか。
南摩注水工の建設工事現場。
西の入林道入り口から現県道をへ先へ進むと、
北側に位置する。黒川と大芦川からの取水はここに導水され、南摩ダムに注水される予定。
注水工の工事現場事務所の横にある説明パネル。
同左、導水システムの拡大写真。
黒川と大芦川からの導水は連通管の原理で注水工のタンクに溜まり、一定レベルを越えるとダムに注水される仕組み。逆に黒川や大芦川が水不足の時は南摩ダムから送水するというが、それだけダムに水が貯まるのかとの疑問もある。
帰りに再度展望台に立ち寄り、ランチタイム。
駐車場で持参した昼食を摂る参加者の皆さん。
南摩ダムからの帰途、思川の雷電橋に立ち寄る。
下野市を含む2市1町に南摩ダムの水を供給するという「県南広域的水道整備事業」の取水点として、雷電橋付近は有力な候補地とされている。
同左、雷電橋から思川下流域を望む参加者の皆さん。
同左、雷電橋から思川下流域の景観。

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