環境問題を考える会
                             

小山広域組合の最新ごみ処理施設を見学(環境問題を考える会)

 2市1町(小山市、下野市、野木町)の回収ごみを処理する小山広域保健衛生組合では、ごみ処理施設建設計画に基づき、老朽化した施設に代わる新規施設を建設してきました。この度、既に完成して昨年から稼働中の新施設を見学する機会を得たので、当会の有志が参加し最新の施設を現地で見ることができました。以下、概要を紹介します。

日時 8月28日(月) 13時〜
集合 小山広域組合事務所に集合
見学先 
1.中央清掃センター(小山市大字塩沢576-15)
  ・可燃ごみ焼却〜エネルギー回収推進施設
2.南部清掃センター(野木町大字南赤塚1513-2)
  ・容リ法対象ビニプラ選別施設
  ・生ごみリサイクル処理施設
面会者 小山広域組合施設管理課 岸課長
    荏原環境プラント(株)中村氏
    のぎエコセンター(株)赤井氏
参加者 小山市民および下野市民(計9名)
主催 小山の環境を考える市民の会
所感
 当日は小山広域組合関係者の皆さんのご協力により、一連の施設を見せていただき、また丁寧に解説をしていただき、大変参考になりました。できれば施設の現場も直接見たかったものの、最新のクリーンな施設には目を見張るものがありました。一方、昨年から分別方法を変えたこともあり、課題として分別間違いが多く、燃やすごみも増えているとのこと。市民には分別への理解と共に、ごみ減量化への努力が必要と実感しました。

中央清掃センターの新施設建物(70t焼却炉〜エネルギー回収施設)へ向う参加者の一行。
見学に先立ち、研修室内で施設紹介のビデオが上映されました。
見学の始めで床に注目。
2階の床に設置されたガラス窓を通して、ピットへ向うごみ収集車を上から見ることができる。
ピットに投入された燃やすごみの山をガラス越しに見下ろす。
これらのごみはクレーンによって繰り返し撹拌し、均質化してからホッパーを介して焼却炉に送られる。
焼却炉の廃熱はボイラで回収し、蒸気タービン発電機(出力1300kw)で電力に変える。
屋外の太陽光発電も含めて得られた電力はセンター全体に供給され、ほぼ必要電力を賄っているとのこと。
荏原環境プラント(株)の中村さんから説明を聞く参加者の皆さん。
この施設はDBO(公設民営)方式により、設計・建設から運転・保守まで荏原環境プラント(株)に任されている。
中央制御室が窓越しに見える。
施設の運転は4グループ2交代により24時間稼働とのこと。
廃熱回収のためのボイラが窓越しに見える。
残念ながら、蒸気タービン発電機等は見ることができない。
燃やすごみに混入していた異物の展示。
左からガラス質、アルミ材、鉄製のばね。
焼却炉の温度は850度Cになるため、ガラスやアルミは溶融している。
何故このような物が燃やすごみに混じるのか甚だ疑問。
焼却炉の形式は全連続燃焼式ストーカ炉(エバラHPCC21型、処理能力70t/日)だが、現物は残念ながら見ることができない。
ストーカ(火格子)の現物のみ展示されていた。材質は耐熱鋼と思われる。
ストーカと共に展示されている集塵用添加剤と飛灰・焼却灰のサンプル。
(下記の施設フロー図を参照)
見学後、研修室にて参加者の質問に答える岸課長と中村さん。
屋外に設置された太陽光発電装置。
太陽の位置に合わせて向きが自動的に変わる集光式なので、一般のものよりは発電効率がよいと言われる。(発電量自体は蒸気タービン発電に比べれば微小。)
中央清掃センターから乗用車に分乗して野木町の南部清掃センターへ移動。
上記写真は南部清掃センターの外観(南側から見る)
南部清掃センターには容リ法対象ビニプラ処理施設、剪定枝処理施設、生ごみリサイクル施設がある。
最初に容リ法対象ビニプラ施設に案内される参加者の一行。
ピットに集められた容器包装ビニプラの山。
ここからホッパーへ投入され、破袋機を通った後、選別ラインへ送られる。
のぎエコセンター(株)の統括責任者である赤井さんの説明を聞く参加者の皆さん。
のぎエコセンター(株)は南部清掃センターの運転・保守を担当している。
容器包装ビニプラの選別ライン。
残念ながら当日の作業終了のため実際の作業は見られなかったが、汚れたものや異物の選別を手作業に頼るので、この作業が一番大変であるとのこと。市民の適切な選別が求められる。
生ごみリサイクル施設に入る参加者一行。
施設を窓越しに見ながら生ごみリサイクルの説明を聞く参加者の皆さん。
南部清掃センターは旧施設(野木資源化センター)の経緯から、野木町のみの生ごみを受け入れて処理している。(小山市・下野市は可燃ごみとして中央清掃センターで焼却処理)
生ごみを受け入れるホッパー。
残念ながら当日の作業は終了しており、稼働しているところは見られませんでした。
生ごみのリサイクルで完成した堆肥。
成分の制約があるため、実際は土壌改良材として利用されている。
見学終了後、研修室で質疑や意見交換が行われました。
見学を一通り終了し、管理棟の前で小山広域組合の皆さんと共に記念写真に収まる参加者一同。
中央清掃センターの新規施設フロー図
(可燃物焼却〜エネルギー回収ライン、同センターのパンフレットより)
南部清掃センターの容リ法対象ビニプラ処理ライン図(同センターのパンフレットより)
南部清掃センターの生ごみ処理および剪定枝処理ライン図(同センターのパンフレットより)

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