環境問題を考える会
                             

北部清掃センタ-を見学しました(環境問題を考える会)

下野市には北部清掃センターというごみ焼却場があります。これは小山広域保健衛生組合が運営管理するごみ焼却場の一つで、1991年に立て替えられて以来、県内で分別収集の先駆けとなり、南河内および国分寺地区の可燃ごみを24年間も処理してきました。しかるに、同センターは地元自治会との協定および小山広域のごみ処理基本計画に基づく施設の再編により、今年3月末に閉鎖される予定です。そこで当会はこの機会に同センターの見学会を企画開催しました。以下、概要を紹介します。

日時 2月12日(金) 10時〜12時
場所 北部清掃センター(下野市柴267-6)
参加者 小山広域の市民6名
内容 可燃ごみの受入れ〜焼却〜後処理まで一連の施設を見学 
所感
当日はセンター所長はじめ職員の皆さんのご協力により、一連の施設を全て見せていただき、また丁寧に解説をしていただき、大変勉強になりました。内部は予想以上に綺麗で傷みも少なく、この施設が近いうちに閉鎖・撤去されるのは残念でもありますが、改めて市民の出したごみを長年処理してくれた北部清掃センターおよび関係者の皆さんに感謝したいと思います。

北部清掃センターの正門と全景。
煙突からの白煙(水蒸気)が稼働中であることを示す。
同左フェンスに掲げられた「分ければ資源、混ぜればゴミ」の標語。
県内の他地区に先駆けてごみの分別収集を導入した住民と組合の心意気が感じ取れる。
見学の前に事務所内の会議室で施設の説明を聞く参加者一同。
海老原所長により、北部清掃センターの歴史から施設の特徴、運営する中での苦労話など、分かり易く説明していただきました。
プラットホームの入口にあるごみ計量機。
ごみの搬入車両は行きと帰りにここで重量を計測、その差から搬入量が自動算出される。
プラットホームのごみ投入扉。
搬入ごみはここからピットへ投入される。
搬入してはいけないごみ(ビニプラ、資源ごみ等)が明記されている。
ごみピットの内部。
生ごみの水分を除去するため、クレーンはごみの吊り上げと落下を繰り返す。また、乾燥し過ぎた場合はバックファイヤを防ぐため水を撒いて適度な湿気を加える。
ピット内のごみの山。
内容は生ごみの紙袋や紙ごみ、剪定枝などだが、よく見るとビニプラごみも混じっており、市民の分別が徹底されてないことが見てとれる。
可燃性粗大ごみ破砕機。
廃家具や大きな選定枝等はここで破砕してピットに投入される。
可燃性粗大ごみの山。
布団やムシロ、廃家具等が搬入されている。
プラットホームからピットの上方を見る。
ごみクレーンとホッパの一部が見える。
屋外に設置された灯油タンク(助燃用)と煙突(鉄筋コンクリート製、高さ50m)
焼却炉
日立造船(株)製
ストーカ型準連続焼却炉
能力:20t/16hx2基(計40t/日)
焼却炉の覗き窓から内部を見ることができる。
分別の徹底とビニプラを燃やさないことにより、炉の痛みは通常に比べて少ないとのこと。
覗き窓から見た焼却炉の内部。
燃焼温度は800〜900℃に制御。
(ごみ質により温度は変動するが、空気量等で調節する。)
助燃用の灯油バーナ。
点火時や停止前の燃し切り等に使用する。
集塵用バグフィルタ(前方奥)
手前右手に見えるのは白煙防止用空気予熱器(排ガスを約200℃に予熱して水蒸気を気化させる。)
空気予熱器を通ったガスは尿素水の噴霧でNOxを除去してからバグフィルタへ送られる。
押込み送風機。
焼却炉の燃焼に必要な空気を送る。

ごみホッパ。
クレーンでピットから吊り上げられたごみはここから焼却炉に投入される。
ごみホッパ側からピットを見下ろす。
前方に見えるのは中央制御室の窓。
主灰出しコンベヤ。
焼却炉に溜った主灰は飛散防止のため水に混ぜて運ぶ。
主灰出しコンベヤ(続き)。
ダスト定量供給装置
バグフィルタで捕集した煤塵(飛灰)を固化するため混練機へ送る際のダスト量を調整する。
飛灰中の重金属の溶出を抑制・安定化するため、重金属固定剤として投入される添加剤。
灰バンカ。
コンベヤから送られた主灰はここに貯留された後、トラックで搬出される。搬出先は県外の埋立て処分場および小山市内の民間処理企業(スラグ化)。
白煙防止用送風機。
空気予熱器を通して加熱した空気を煙突に送る。
誘引送風機。
バグフィルタでろ過されたガスを煙突へ送る。
飛灰処理装置棟。
ごみ焼却飛灰中の有害重金属を除去するため、2002年に竣工した。
日立造船(株)製。
同左内部のダスト貯留槽。
ここから飛灰はダスト供給装置を経て混練機へ送られる。
混練機と集塵機。
集塵機でろ過された飛灰は再度混練機へ投入される。
養生コンベヤ。
混練機で形成された固化物をバンカへ運ぶ。
エアシャワー室。
施設を見学した後はこの部屋で粉塵や臭いをクリーンアップする。
北部清掃センターのシステムフロー図。
(同センターのパンフレットより)

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