環境問題を考える会
                             

先進の省エネ施設を見学(環境問題を考える会)

省エネ技術の最前線について見識を高めるため、10/20(火)に開催された「先進施設見学会」に参加したので以下に概要を紹介します。

日時 10月20日(火) 9時〜16時15分
主催 宇都宮市環境学習センター(クリーンパーク茂原内)
参加者 約40名(当会からは3名参加)
参加費 無料(ただし昼食代750円)
見学先の概要
1.富士重工業(株)航空宇宙カンパニー宇都宮製作所(宇都宮市陽南1-1-11)
・会社概要、環境への取組み紹介
・ガスエンジンコジェネレーション施設見学
・リサイクルセンター見学
・航空機の製造ライン見学
2.鹿沼市黒川終末処理場(鹿沼上殿町673-1)
・黒川終末処理施設の概要紹介
・下水汚泥処理施設の見学
・バイオガスコジェネレーション設備の見学
所感
天候にも恵まれ、バスツアーなので移動は快適で、有力企業および自治体の省エネ施設の最前線を見ることができ、大変有意義な企画でした。実際の現場を見て、改めてエネルギーの有効活用に先端技術が導入されていることがよく分りました。
一方で現代社会は電気を含め大量のエネルギーを消費していることも事実です。エネルギー問題では各種施設での省エネを進めると同時に、一人当たりのエネルギー消費量を減らしていく努力も必要ではないかと思います。

集合場所の宇都宮市環境学習センター(クリーンパーク茂原内)
環境学習センター前からバスで見学先へ向う参加者一同。案内は同センターの三宅さん、吉野さん。
富士重工業(株)航空宇宙カンパニー(宇都宮製作所)の構内は写真撮影禁止のため、配布された会社カタログより抜粋。
同工場は富士重工業の中で航空機の開発製造を担当する部門で、ボーイング旅客機の中央翼やヘリコプター(民生用、自衛隊用)を生産している。
富士重工業(株)宇都宮工場内に導入され稼働するガスエンジン・コジェネレーションシステムの説明資料。
ガスエンジンはフィンランド・バルチラ社製で、燃料は都市ガス、発電出力は6030KW。(工場電力の6割をカバー、深夜のみ東電の電力に切り替える)
同左、システム図。
ガスエンジンの排熱は蒸気ボイラとラジエータで回収利用することにより、総合効率65%を達成。
設備自体は東京ガスが所有し、モニタリングと維持管理も行う。富士重工業は敷地を提供し、発電電力を買い取る。
富士重工業(株)宇都宮工場の生産設備
(会社カタログより抜粋)
曲面自動積層機やウォータージェット(トリム、穿孔)等、航空機の製造特有の設備に注目。
富士重工業(株)宇都宮工場で昼食の後、黒川終末処理場へ向う途中の鹿沼「まちの駅」で小休止。
鹿沼市黒川終末処理場で、見学前に下水汚泥処理施設についての説明を聞く参加者一同。
最初沈殿池。
沈砂池より送られた下水から、ここで沈殿し易いドロ等の固形物を沈殿させる。
エアレーションタンク。
最初沈殿池で大半の固形物を除去した下水に活性汚泥(好気性微生物を多量に含んだ泥)を加え、空気を引き込む。この間に微生物の働きで汚物は海綿状になって沈殿し易くなる。
最終沈殿池。
海綿状になった活性汚泥は池の底に沈み、きれいな上澄み水は塩素混和池に送られる。
透明できれいになった上澄み水を見せられて感嘆する参加者一同。
消化槽・配管施設を見学のため、汚泥処理池の地下に案内される参加者の一行。
施設の地下には汚泥の配管と、消化槽(有機物を分解しメタンガスを発生させる槽)、メタンガスの配管が連なっている。
地上にあるメタンガスのタンク。
消化槽から取り出されたメタンガスは脱硫塔を通った後このタンクに貯蔵される。
バイオガスエンジン・コジェネシステム。
鹿沼市と月島機械(株)の共同事業で開発、運営。
総合効率92%(発電効率36%、排熱回収率56%)の高効率発電。
ガスエンジンコジェネシステムの説明を聞く参加者一同。
汚泥の消化槽から発生した発酵メタンガス(バイオガス)はガスエンジンと共にボイラの燃料にも利用し、その蒸気と温水で消化槽を加温する。
発酵メタンガス中に含まれるシロキサン(不純物、エンジンに有害)を除去するフィルタ装置。
ガスエンジンはドイツMAN社製で、出力250KW。ガソリンエンジンと同じく点火プラグで着火する。

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