下野市自然に親しむ会
                               

ジャコウアゲハ保護事業(サナギは無事冬を越したかな?)

 下野市自然に親しむ会では、ジャコウアゲハ保護事業を昨年の春に立上げ、下野市市民活動保護事業として、援助をいただきました。一年間の保護の結果、一年前よりジャコウアゲハが増えたとの声を、散歩をしている方々からいただきました。
 昨年の10月には、越冬サナギを探す活動をしました。その結果、蔓巻公園や柴の小山用水の土手のように、高木、神社(祠)やコンクリートの擁壁のような「しっかりした」物体には沢山見つかりましたが、姿川の土手のようにまわりになにも無いところには、残念ながらほとんど見つかりませんでした。
 今回は、4月4日に昨年の暮れに見つけたサナギが無事に冬を越したかどうかを調べました。その結果、約1/3のサナギが変色したり、壊れたりして死んでいました。物理的に壊されたものもあるのでしょうが、病気などが原因であるかもしれません。
 一方、昨年の秋には、幼虫は主に太い樹木や構造物のようなしっかりしたものを選んで、サナギになると考えていましたが、今回は比較的細い枝や土のうのような柔らかいものにもサナギが着いていました。考え方を変える必要があるようです。今年の課題としたいと考えています。今年も、ガンバルゾー。

 蔓巻公園の南部にある雑木林の脇の群落です。すぐ北にシイの高木があり、昨年10月には17頭のサナギがありましたが、今回は16頭が生きていて、4頭が死んでいました。絶対数が増えているのは、10月以降にもサナギになったのがいたのだと考えられます。
 変色したサナギです。経験的に、色が変わったサナギは死んでいて、蝶になることはできません。
 元気なサナギです。
 昨年10月に川西神社の本殿についていたサナギです。全部で4個ありましたが、今回は一つも見つかりませんでした。他についていたスズメバチの巣もついていませんでしたから、おそらく掃除で撤去されてしまったのだと考えられます。幼虫として育った群落からえんえん30mも這って来たのに、残念でした。
 私たちが「元しだれ桜公園」と呼んでいる小金井の県道沿いにある公園です(昔しだれ桜が生えていましたが、今は切り株しかありません)。ベンチの裏についているサナギです。全部で8頭無事越冬していました。
 ところが、ベンチ以外にも沢山ついていることが今回分かりました。これまでは「しっかりした」ものにしか着かないと思っていたのですが、なんとツツジにも沢山ついていました。思い込みは駄目ですね。
 と云うことで、もう一度しっかりと調べました。その結果、公園を囲っている直径1m弱の石にも沢山見つかり、なんと27頭ものサナギが見つかりました。今回の事業の大きな成果と考えています。
 続いて、柴の小山用水の土手に行きました。ここでは、2カ所の群落があります。最初は、小山用水と西谷田用水が交差するところです。周りには、構造物や樹木が無いせいか、昨年の秋にはなんと水路の壁にサナギが6頭ありました。ちゃんと水面の最上部より上でサナギになるところがすごいところです。ところが、今回は3頭がいなくなっていました。また、渡り板の裏に3頭新たに見つかりました。
 ここは、小山用水が地下に潜り込み、小山市に流れ込む場所にあります。ここでは、30m離れた電柱に2頭、2.5m離れた電柱に8頭が昨年の秋に見つかりましたが、今回は地上から約2m以下のは全部壊れていました。一方、暗渠の中や近くの土のうに3頭、合計30頭のサナギが無事越冬していました。

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