環境問題を考える会
                             

念願の「非電化工房」を見学しました!

 5月25日(日)午後、環境問題を考える会の有志が那須町の「非電化工房」を見学しました。一昨年の総会で同工房を主宰する藤村靖之さんに講演をしていただいて以来の念願が実現したことになります。当日は懸念された天候にも恵まれ、数々の非電化施設や興味深い話に触れることができ、参加者一同、楽しい充実した時を過ごすことができました。概要は以下の通りです。

日時 2014年5月25日(日)13:30〜17:00
見学先 非電化工房(那須郡那須町寺子丙2783-22
参加者 当会の世話人および会員9名
内容 挨拶、ガイダンス
   非電化パークガイドツアー
   非電化セミナー、ティータイム

 世界のエネルギー格差が広がる中で、私たちはエネルギーを大量に消費する生活を見直す必要があります。脱原発と共に必要なのは代替エネルギーへの転換ではなく、エネルギー消費の総量を減らすことです。そのためには、2次エネルギーである電気に何でも頼る生活を改めることが必要です。そのような「脱電化」の可能性を追求する非電化工房は、今後のエネルギー問題を考える上でも注目すべき試みと言えるでしょう。

専用駐車場から見た「非電化工房」の全景。
テラスのある建物は建設中の「非電化カフェ」。その手前に白いヤギ小屋が見える。
非電化工房の母屋の内部。
この部屋で参加者へのガイダンスが行われた。
ここには数々の非電化製品が展示されているほか、グランドピアノやバイオリン等も備えている。
参加者の前で挨拶と見学の説明をする藤村靖之さん。
非電化工房を作った目的やこれまでの経緯
、今後の展望等も紹介されました。
見学ツアーは藤村さんの息子さんにガイドをしていただきました。
後方にあるのは「非電化冷蔵庫」の初期モデル。原理的には夜間の放射冷却を利用して冷やしている。
「ムーミンハウス」の説明を聞く一行。
これは非電化ノンケミカルの組み立てキットで作られており、フィンランド製であることに因んでこの名がつけられた。ムーミンキャラクターの「スナフキン」が訪問者を迎えてくれる。
ムーミンハウスの内部。
中央の囲炉裏を囲みながらバーベキューができる。周囲の椅子には鹿皮のシートが敷かれていて心地よい(これもキット付属品)。
レンガと漆喰で壁を作る作業に取り組む研修生の皆さん。
非電化工房では定期的に研修生を受け入れており、研修生は無償でこのような作業に参加する。(これも非電化の貴重な体験?)
建設中の「非電化カフェ」
デザインはジンバブエの民家をモデルにしたとのこと。屋根の先端に風車式の換気扇が付いており、床下から取り入れた外気によって自然換気される。
非電化カフェの内部。
稲藁(ストローベイル)と土と漆喰による質素な作りには「癒し」の雰囲気が漂う。自然換気の効果もあって、内部は予想外に涼しい。完成して開店すれば、ここで有機栽培のコーヒーが飲めるようになるはず。
「ムーミンハウス」と「非電化グリーンハウス」(右)
非電化グリーンハウスでは、遮光スクリーンや籾殻断熱が効果的にに活用されている。
「パッシブソーラー鶏小屋」の仕組みを説明する藤村さん。
日光を遮断したり取り入れたりするために、季節によってハッチの角度を調整する。ここで飼われているニワトリ(2羽)は朝から自由に散歩に出るが、夕方帰ってきて小屋の2階に上がり、翌朝には新鮮な卵を提供する。
手作りの「石窯」
レンガ積みで1層式と2層式があり、ピザやパンを焼くのに使われる。燃料は藁?
「ソーラーフードドライヤー」
太陽熱の有効活用により、スライスした芋類、根菜類、果実、開いた魚などを数時間で乾燥させる。
アトリエに向う参加者の一行。
この建物と池は元々映画製作のために作られたもので、アトリエはそれを改築したとのこと。
アトリエの内部。
数々の非電化用品や骨董品、工作機械等が
並んでいて、何やら博物館のような雰囲気。
パラボラ形「ソーラクッカー」と非電化籾摺機。
特に非電化籾摺機は、個人で有機稲作に取組む人に好評でベストセラーであるとのこと。
「非電化冷蔵庫」
セミナー参加者によって実際に製作したものが展示されている。非電化冷蔵庫は放射冷却を利用するため、星空のきれいな(大気汚染のない)ところほど有効。
「非電化除湿器」
エレメントの濾紙に塩化カルシウムが含浸させてあり、室内の湿気をほどほどの速さで吸収する。湿気で満杯になったら(色は変わる)エレメントを天日で乾燥させれば何度でも使用可能。
見学ツアーを終えて、参加者全員で記念撮影。この写真は後日、非電化工房から提供していただきました。
見学ツアーから母屋に戻り、藤村靖之さんから非電化の興味深い話を聞く。
写真は非電化浄水器の説明をする藤村さん。この浄水器は定期的に内部(活性炭)をお湯と水道水で洗浄することで繰り返し使用できる。
最後に、有機栽培のコーヒー(ブラジルから直輸入)と有機ハトムギ茶および今朝とりたての卵による手作りクッキーを美味しくいただきました。コーヒーは非電化焙煎器による煎り立て・挽きたて・入れたての絶品でした。

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