下野市自然に親しむ会
                               

ジャコウアゲハを保護する会(仮称)が設立される

 下野市自然に親しむ会では、一昨年からジャコウアゲハに注目していました。世の中で、生物全般が減りつつある中、保護し易いからです。一般に、蝶(蛾)は、キャベツなどの作物を餌としたり、毒蛾のような害虫もいます。しかし、ジャコウアゲハは、野草のウマノスズクサしか食べませんし、人も刺しません。
 この2年間の調査の結果、市内では40カ所弱のウマノスズクサの群落が見つかり、すべてでジャコウアゲハが増えています。しかし、大半の群落は土手にあることから、ジャコウアゲハの幼虫が、ウマノスズクサごと定期的に刈り取られてしまっています。そこで、ジャコウアゲハを守る会を新たに立ち上げ、保護に乗り出すことになりました。会の名称とかは、まだ決定していませんが、5月8日に第一回目の会議を持ちました。次回活動は、現地視察ということになりました。興味のある方は、5月22日(木)9時にきらら館の駐車場にお集まりください。

 
   

 これは雄。表紙のは雌です。雌雄で色が違います。麝香の香りがするのは、雄だけだそうです。
 蛹です。姫路城で大量発生してことがあって、お殿様の大切にしていた皿を割った「お菊」さんの化身ではないかと言われて、「お菊虫」とも呼ばれています。よく見ると、人の顔のようにも思えます。
 幼虫です。棘のようなものがありますが、刺しません。
 ウマノスズクサです。多年草ですが、冬には地上部が枯れます。独特の匂いがします。草には毒があり、ジャコウアゲハの成虫は、その毒を体に蓄えています。鳥が成虫などを食べると、中毒を起こすことから、二度と食べなくなります。そこで、成虫は、人も恐れず、私たちの周りをひらひらと飛び回ります。
 蔓巻公園にある群落です。公園緑地課のお許しを得て、ロープで区切っています。この中は、本会が草刈りなどの維持管理をしています。左にある高い樹には、この冬沢山の蛹が着きました。既に、羽化して、産卵が始まっています。
 姿川の宮前橋の近くの群落です。このような街道沿いにあると、脇を通るトラックの風圧でジャコウアゲハがあおられて、産卵がなかなかうまく行かないようです。なんとかしてあげたいですね。

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