環境問題を考える会
                             

おいしい水をいつまでも!緊急集会を開催(環境問題を考える会)

 いま栃木市・下野市・壬生町の水道水は地下水100%。だから安全で安くて美味しい。 なのに、この2市1町に対し、栃木県が南摩ダムによる河川水を水道水として卸売りする「県南広域的水道整備計画」があります。
 この計画に参加すれば、県が莫大なお金をかけて新たに水道施設を建設する費用とダム建設負担金が水道利用 者の負担となります。つまり、私たちは現在より高い料金で水道水を買うことになるのです。 「水道水は今のままではいけないのか?」 このような背景から、4月30日(日)に上記3地域の市民団体(当会の参加団体を含む)が共催で緊急集会を開催しました。会場には2市1町に限らず100名以上の市民が集まり、情報共有と意見交換が行われました。以下に概要を紹介します。

日時 2017年4月30日(日) 13:30〜16:30
会場 栃木市栃木分文化会館 会議室
主催(共催)
・思川開発事業と栃木市の水道水を考える会
・下野市の水道水を考える市民ネットワーク
・壬生町の水と環境を守る会
プログラム
第1部
1.「思川開発事業」の必要性を問う
  報告:高橋比呂志さん(水源開発問題全国連絡会・会員)
2.「県南広域的水道整備計画」の問題点
  報告:内海成和さん(思川開発事業と栃木市の水道水を考える会・事務局長)
3.各市町の状況
  報告:栃木市・下野市・壬生町の各団体から
  ー休憩、水道水の飲み比べー
第2部 
1.各市町議会の状況およびダム訴訟経過等の報告
 ・栃木市議会 針谷育造議員
 ・下野市議会 村尾光子議員
 ・壬生町議会 小貫暁議員
 ・大木一俊弁護士(栃木3ダム訴訟弁護団長)
2.報告に対する質疑
3.意見交換、今後の取り組みについて
4.集会アピールの採択

会場となった栃木市栃木文化会館の会議室入口に設置された受付では、多彩な資料が参加者に配られました。
当日の司会として開会の宣言をする「下野市の水道水を考える市民ネットワーク」事務局の宮下さん。
以下、第1部の各種報告は宮下さんの司会で進行しました。
主催者を代表して開会の挨拶をする「思川開発事業と栃木市の水道水を考える会」共同代表の田上さん。
「思川開発事業の必要性を問う」と題して報告する「水源開発問題全国連絡会」会員の高橋さん。
水道水問題の根底にある思川開発事業とは何か、その経緯と実情、問題点等が具体的に紹介されました。
「県南広域的水道整備計画の問題点」と題して報告する「思川開発事業と栃木市の水道水を考える会」事務局長の内海さん。
問題点として、地下水100%で何がいけないのか、水道料金の大幅値上げ、市民の知らないままに決められようとしていること、が指摘されました。
各市町の状況として、栃木市の状況を報告する「思川開発事業と栃木市の水道水を考える会」共同代表の猿山さん。
2市1町の中でも早くからこの問題に取り組んできた栃木市の市民活動が紹介されました。
各市町の状況として、下野市の状況を報告する「下野市の水道水を考える市民ネットワーク」事務局の益子さん。
下野市の水道事業の概要、合併前から思川開発事業に関わる下野市の行政、議会、市民の動きが紹介されました。
各市町の状況として、壬生町の状況を報告する「壬生町の水と環境を守る会」代表の本田さん。
栃木市、下野市に続き、3月にこの問題に取り組む住民団体を立ち上げた経緯が紹介されました。
休憩時間を利用して、各市町の「水道水飲み比べ」が行われました。
地下水と表流水の目隠しテストや各市町の水道水の飲み比べに参加する会場の皆さん。(目隠しテストの結果については下記参照。)
プログラムの第2部、各市町議会の状況として、栃木市議会での一般質問や行政・議会の対応状況を報告する針谷議員。
地下水は十分余裕があるのに、栃木市民は行先不明・料金不明の「県南広域的水道整備バス」に乗せられようとしている、と問題提起されました。
各市町議会の状況として、下野市議会での一般質問や行政・議会の対応状況を報告する村尾議員。
市民団体が提出した陳情は総務常任委員会で採択を主張したが、多数決で継続審査になったことも報告されました。
各市町議会の状況として、壬生町議会での一般質問や行政・議会の対応状況を報告する小貫議員。
栃木市・下野市に比べ、壬生町の水道事業は歴史が新しいことも紹介されました。
各市長議会の状況報告の後、思川開発事業のこれまでの経緯について説明する大木弁護士(栃木3ダム訴訟弁護団長)。
思川開発の中核である南摩ダムの訴訟経緯についても報告されました。
「水道水飲み比べ」での地下水と表流水の目隠しテスト結果を発表する「思川開発事業と栃木市の水道水を考える会」の須黒さん。注目の結果は、表流水より地下水の方がおいしいと判断した方が圧倒的に多数でした。なお、テストに供された地下水は栃木市の水道水ですが、表流水がどこの水道水なのか、ここでは伏せておきます。
報告等の質疑および意見交換・今後の取り組みでは、元栃木県水道課長の早乙女さん、弁護士の服部さんがコーディネーターを担当しました。
会場の参加者からは多様な質問や意見・提案が出され、それぞれ関連する報告者が回答・説明しました。
当日の会場には2市1町に限らず、主催者の予想を越えて111名の参加者があり、椅子が足りずに立ち席も出てしまいました。
会場の大きさについては今後の課題になりました。
最後に集会アピール案を読み上げる「思川開発事業と栃木市の水道水を考える会」の紺野さん。アピール案は会場からの賛同の拍手で採択されました。アピール文については次の画像を参照下さい。
当日採択された集会アピール文。
県南広域的水道整備事業について、2市1町(栃木市・下野市・壬生町)に対し、3つの提言がされています。
最後に閉会の挨拶をする「下野市の水道水を考える市民ネットワーク」代表の中里さん。
2市1町の連携と今後の力強い取り組みを呼びかけ、拍手の中で集会は終了しました。

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